
航空会社の株を購入するか悩んでいる方に情報提供。ナショナル・フラッグキャリアを自負し、「ニッポン」の名前を付けて国際路線を拡大して来たANA。4月始めに株価は二千円に回復したが、その後は滑り台。緊急事態宣言が解除されて盛り返したが、まだ安心出来ない。

過去の航空機の購入や人材採用を調べてみた。
航空機の購入や人材採用など
ANAの場合
- 2011年 B747後継でA380の導入を計画するも、リーマンショックで凍結
- 2019年 ハワイの空港にラウンジを二つオープン。
- 8月 那覇空港のラウンジを有名建築家の監修でリニューアル
- 2020年
- 1月 成田-ホノルル間を7月から毎日FLYING HONUで2往復と発表
- 2月 新型コロナが感染拡大の時期に、787追加購入を発表(本発注:15機+仮発注:5機)。ボーイングの受注の半分以上がANA
- 4月 6,400人のCAを一時帰休へ。
- 事務を担う間接部門約3千人と、空港の地上業務を担うグループ会社9社の従業員約1万人に対象者を拡大。
- 株主優待券の有効期間を半年延長
JALの場合
- 2010年 会社更生法の申請
- 日本航空の期末配当が「無配」になったのは、2012年9月に再上場して以来、初めてとなった
用語のおさらい
エアバス社製A380、フライングホヌとは

エアバス社製の総2階建ての旅客機。「ホヌ」とはハワイ語で海ガメのこと。

ボーイング社の航空機
大型機B777-300(B747-400引退)
中型B787、B767-300(B767-00引退)
小型機B737-700/800(B737-500 A321/320引退)
【一時帰休】いちじ-ききゅう とは
解雇せずに、休業手当を支給しながら雇用を継続させる。
【傾斜配分】 けいしゃ-はいぶん とは
予算や配当などを均等に配分するのではなく、実績や現状などから判断して、割り当てる量を決めること。
The World’s 5-Star Airlines(5つ星評価★)とは
ANA 2013年から2020年まで連続8年連続獲得。座席とスペースの確保、清潔さが評価された。セーフティビデオや寝具も評価の対象に。https://skytraxratings.com/airlines/ana-all-nippon-airways-rating
JAL 2018・2019年、空港スタッフと客室乗務員のサービス、座席や食事が評価された。https://skytraxratings.com/airlines/japan-airlines-rating
2020年GWの予約状況


“STAY HOME” と言われているけど、GWには13万人も移動するのか? 予約を入れない為にあえて満席にして、紛らわしくてごめんなさいとJALが謝罪をしていましたが、その後の時期に表示されているANAの予約数。
海外からの渡航者を受け入れない、もしくは14日間も隔離する国があり、国際線は約9割減便。更に減便に対する予約が前年比で約4%となっている。
(2020.05.03)